【生活保護】ケースワーカーの仕事はあなたを助けることではない【監視】

ケースワーカーの仕事は監視と煽り 生活保護

私は双極性障害という精神疾患を患っています。そのため自活するに足る収入を得ることが困難で、長きに渡って障害者年金と生活保護で生き延びています。

今回の記事では、生活保護を受けて生きる上で避けることのできない、ケースワーカーとの関わり方や、生活保護を受給する者としての心構えなどを私自身の経験から述べてみたいと思います。

なお、この記事でいう「ケースワーカー」とは、地方自治体の福祉事務所(役所の保護課等)に所属して業務を担当する職業のことを指します。

ケースワーカーと生活保護

ケースワーカーとは

それではまず、「ケースワーカー」という言葉の意味をネットで調べてみたいと思います。まずはWeblio辞書には以下のように記載されています。

ケースワーカーとは
ケースワーカー(英: caseworker )とは、精神や心身、社会的に問題を抱える人の相談援助業務につく専門職のことである。英語の caseworker は、名詞 casework (社会援助が必要な人を、ケースに応じて問題解決のために援助すること)に接尾辞 ‐er(~する人)が付いた名詞である。

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

さらにもう一つ、マイナビというWEBサイトでは以下のように説明されています。

ケースワーカーとは?
ケースワーカーとは一般には「福祉事務所で働く現業員のこと」を指します。「現業員」というのもあまり聞き慣れない言葉ですね。現業員は、元々は「官署・工場の現場で働く人のこと」を意味する言葉。しかし、『大辞林 第3版』では下のように定義されています。
【現業員】
福祉事務所において、家庭訪問・面接・生活指導などの現業を行う所員。面接員・ケースワーカー。(P.807より引用)

つまり現在では「福祉事務所で、相談者・クライアントの家庭訪問・面接・生活指導といった現場の仕事にあたる人」のことをケースワーカーと呼んでいるのです。

https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50245

Weblio辞書の方は「ケースワーカー」という言葉は幅広い意味合いで書かれています。一方のマイナビでは「福祉事務所で働く現業員」という意味に絞られた記載になっています。私の認識はマイナビの記載に合致しています。したがって今回の記事で「ケースワーカー」と記載した場合は、「福祉事務所で働く現業員」という意味で使用します。それ以外の職業のことは含めない前提でお読みください。

ケースワーカーの仕事はあなたを助けることではない

3度の自殺未遂と救急搬送 連絡してきたケースワーカーは一人もいない

冒頭でも述べたように、私は双極性障害という精神障害を患っています。双極性障害の自殺率は健常者と比べて優位に高く、実際に自ら命を断ってしまう当事者も多いのです。私も実際にこれまで何度も自殺未遂を行い、そのうち3回は生活保護の受給中でした。

私は天涯孤独に生きていますので、親族の緊急連絡先などはなく、唯一の連絡先といえば福祉事務所のケースワーカくらいしかありません。当然、自殺未遂をして救急搬送されたことはケースワーカーの知るところとなるはずですし、生活保護受給者の受診の記録については常に福祉事務所はチェックしています。しかし、これまで見舞いや電話で連絡をしてきた担当ケースワーカーは一人もいませんでした。

まず誤解のないように書いておきたいのですが、私は担当ケースワーカーに見舞いに来てほしかったとか、連絡くらいしてきてほしかったという気持ちは毛頭ありません。放っておいてもらったほうが気楽だし、むしろありがたいというのが正直な気持ちです。

ですので、私が言いたいのは、ケースワーカーの仕事のミッションがWeblioの辞書に記載されているような「相談援助」であるならば、対象者が自ら命を経とうと試みて失敗したという際に、果たして一本の電話すらよこさないということはありえないのではないか?ということです。

こうしたことも、ケースワーカーの仕事とは「相談援助」ではないと考えれば合点がいくのです。

ケースワーカーの仕事は、監視と煽り

さて、ではケースワーカーの仕事とは、一体何であるのか?

生活保護を受給している当事者である私の意見としては、ケースワーカーの仕事は「監視」と「煽り」の2つです。
どういうことか具体的に解説していきます。

監視

「監視」については、生活保護が持つネガティブなイメージが広く世間には広まっていると思いますので、細かい説明は不要かもしれませんが、これは「不正受給」を監視するという意味ですね。

不正受給とはなにかというと、実際は働いて稼いでいるのにその事実を偽って生活保護を受給するというのが分かりやすい例でしょう。さらには、離婚したように見せかけたり、逆に結婚しているように見せかけて生活保護を不正に受給する事例もあります。

誤解のないように述べておくと、生活保護の不正受給率は政府調べで0.5%以下であり、ごく一握りの受給者が行っているに過ぎません。

しかし、こうした不正を行う生活保護受給者が実際に存在することもあり、ケースワーカーの仕事の多くは「監視」に割かれているというのが実情です。

煽り

「煽り」については少し伝わりにくい表現かもしれません。生活保護受給者を煽り、プレッシャーを掛けていく、ということです。

まず理解していただきたいのは、ケースワーカーの仕事、ミッションは

生活保護受給者を一人でも多く減らすこと

であるという点です。
これは一見、まっとうな動機づけにも思えますが、このミッションを実現するためには

生活保護を受給し続けることは辛いので早く抜けたい

という環境を作りだす必要があるわけです。

そのためにケースワーカーは以下のような「煽り」を仕掛けてきます。すべて私の実体験です。

  • 失礼な物言い(年下なのにタメ口、私生活への過度な干渉)
  • 「監視してるぞ」と匂わす
  • 病院にかかりたいと言うと「なぜ今の病院ではダメなのか」と詰問してくる
  • 事前連絡もなく突然のアポなし家庭訪問(不正受給を防ぐためという名目で正当化されている)

生活保護でも人間らしく生きるための心構え

暴言や人格否定をされたらボイスレコーダーに録音して戦おう

セクハラ、パワハラはもちろん、度を超えた暴言や人格否定するような発言についてもボイスレコーダーで録音して証拠を残しましょう。相談先や対応策としては以下のようなものがあります。

  • 法テラス
  • 役所の人事部
  • 福祉事務所の上位組織(市なら県、区なら都など)(ただし身内のため過度な期待はできない)
  • 市議・町議
  • SNS・YouTubeで公開

ケースワーカーの使命感とズレ

ケースワーカーもその他の職業と同じく、彼ら・彼女らなりの使命感に従って動いていると私は考えます。しかし、上記で述べたようにケースワーカーのミッションないしは存在意義が、

  • 生活保護受給者を減らすこと
  • そのために生活保護受給者を煽ったり人格を否定したりして苦痛を味合わせること

であるとするならば、働くことができないが人間らしく生きたいという生活保護受給者の思いとは、どうしても相容れない使命感であるということです。

これは例えて言えば、第2次世界大戦中のヨーロッパにおいてナチス・ドイツが行ったユダヤ人迫害にも似ていると思うのです。
ヒトラーをはじめとした政治的指導者やその側近など、ナチス・ドイツにおける社会の上位者たちは明確な思想を持ってユダヤ人の迫害を行ったのだと思いますが、それでは、社会の下層でいわゆる「ユダヤ人狩り」などを行った末端の労務者たちはどうだったでしょうか。具体的には親衛隊やゲシュタポといった組織の末端で働いていた労務者たちを指します。

これはあくまで私の想像ですが、それらの人々のうち、多くの人々は職業上の使命感につき動かされて行動していたのではないかと思えるのです。当の本人たちは、自分達の仕事が社会を良くするはずだと信じていたのではないのではないかと思えるのです。

ナチス・ドイツの例に限らず、こうした正義感や使命感に基づく認識のズレは、それによって生じる差別や迫害を見えにくいものにしてしまいます。

人間らしい対応をケースワーカーに期待しないことが大切

今回の記事をお読みになった方で、ケースワーカーについて悪いイメージを持ってしまった方も多いかもしれません。
しかし、ケースワーカーの社会的イメージを損なうことが私の本意ではありません。
生活保護を受給して生き延びざるを得ない私のような方々が、人間らしさ、自分らしさを失わないように生きるためのヒントにこの記事がなりえたら幸い、という思いで書いています。

相手を人間だとは思わず、システムの一部であると理解しましょう。あなたに後ろ暗いところがないのであれば、胸を張って生きればいいのです。私はそう思います。

おわりに

今回の記事では、生活保護を長年受けてきてた私が抱いているケースワーカーという職業についての考えを述べてみました。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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