生活保護 – 用語集【福祉】

用語集 - 生活保護 生活保護

生活保護を受給する人のための用語集。

小田原市ジャンパー事件 (「保護なめんな」ジャンパー事件)

(おだわらしジャンパーじけん「ほごなめんな」じゃんぱーじけん)

小田原市の生活保護を担当する職員が差別的な文言が書かれたジャンパーを着用していた事件。詳しくは以下の外部リンクを参照のこと。

自治体問題研究所 – 【論文】小田原市「保護なめんな」ジャンパー問題の検証
https://www.jichiken.jp/article/0049/

医療券

(いりょうけん)

生活保護を受けている者が医療機関を受診する際に医療機関に提出する用紙。病院名を指定して福祉事務所に申請して発行してもらう。初診の場合は必ず病院で提出を求められる。継続通院の場合に再提出を要求される頻度は医療機関によって異なる。医療券が使えるのは「生活保護指定医療機関」のみであり、指定医療機関かどうかは、その医療機関が行政に届出・申請を行っているかどうかで決まる。

そのため民間経営の医療機関の場合は、経営上の観点から届出・申請しない場合もある。

家庭訪問

(かていほうもん)

生活保護を受給している人の住居に対して、福祉事務所のケースワーカーによって定期的に実施される家庭訪問。事前に連絡を受けた上で訪問する場合もあるが、不正受給防止の観点から、いわゆる「アポ無し」の訪問も行われている。家庭訪問の法的根拠は以下の生活保護法にて規定されている。

第二十八条 保護の実施機関は、保護の決定若しくは実施又は第七十七条若しくは第七十八条(第三項を除く。次項及び次条第一項において同じ。)の規定の施行のため必要があると認めるときは、要保護者の資産及び収入の状況、健康状態その他の事項を調査するために、厚生労働省令で定めるところにより、当該要保護者に対して、報告を求め、若しくは当該職員に、当該要保護者の居住の場所に立ち入り、これらの事項を調査させ、又は当該要保護者に対して、保護の実施機関の指定する医師若しくは歯科医師の検診を受けるべき旨を命ずることができる。

e-GOV: 生活保護法

なお、生活保護を受給している理由が病気や障害の場合は、主治医への聞き取りも実施されている。

休日・夜間等診療依頼証※

(きゅうじつ・やかんとうしんりょういらいしょう)

※正式な名称は自治体により異なる

生活保護を受けている者が、休日や夜間などに病院を受診する場合に使う書類。自治体により異なるが、生活保護の受給開始と同じタイミングで支給されることが多い。

ケースワーカー(CW)

福祉事務所で働く現業員のこと。生活保護を受給している人にとって直接的な担当者となる。
以下の関連記事も参照。

ジェネリック医薬品

(じぇねりっくいやくひん)

新薬の独占権(特許権)が失効したために安価で流通可能になった医薬品のこと。新薬と同じ有効成分で作られているとされている。生活保護法第三十四条第3項により、生活保護を受給している者には「原則として」ジェネリック医薬品を給付するとされている。

生活保護法第三十四条第3項
前項に規定する医療の給付のうち、医療を担当する医師又は歯科医師が医学的知見に基づき後発医薬品(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)第十四条又は第十九条の二の規定による製造販売の承認を受けた医薬品のうち、同法第十四条の四第一項各号に掲げる医薬品と有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同一性を有すると認められたものであつて厚生労働省令で定めるものをいう。以下この項において同じ。)を使用することができると認めたものについては、原則として、後発医薬品によりその給付を行うものとする。

e-GOV: 生活保護法

これは筆者の個人的な感想ですが、実際の対応は病院や薬局によって異なります。薬局で「ジェネリックでもいいですか?」と確認する運用が行われている事が多いと思っています。

住宅扶助

(じゅうたくふじょ)

生活保護費のうち、家賃を扶助するためのもの。家賃の上限は自治体によって異なる。上限を超える家賃の家に住んでいる者が生活保護を申請し、支給が決定した場合は上限額以下の家賃の家に引っ越しするよう求められる。

収入申告

(しゅうにゅうしんこく)

生活保護を受給中に収入を得た場合、必要とされる申告のこと。具体的な申告の方法などは自治体によって異なる。

就労自立給付金

(しゅうろうじりつきゅうふきん)

生活保護を受給している者が安定した職業に就いたなどの理由で、保護を必要としなくなったときに支給される。

生活保護受給証明書

(せいかつほごじゅきゅうしょうめいしょ)

生活保護を受給していることを証明する証明書。福祉事務所に申請して発行してもらう。通常は即日発行されるが自治体によって異なる場合もある。

福祉事務所

(ふくしじむしょ)

社会福祉法に規定されている「福祉に関する事務所」のこと。具体的には「○○市支援課」などの役所の部署のこと。

不正受給

(ふせいじゅきゅう)

生活保護を正しくない方法で受給すること。具体的には所得を隠して受給したり、世帯構成を偽ったりして生活保護を受給すること。なお日本における生活保護の不正受給率は政府調べで0.5%以下と非常に低い。

法テラス

(ほうてらす)

日本司法支援センターの愛称。生活保護を受給している場合は交渉や調停、裁判などの費用の立て替えを受けられる場合がある。詳しくは外部リンク「法テラス」を参照。

保護なめんな事件

(ほごなめんなじけん)

小田原市ジャンパー事件 (「保護なめんな」ジャンパー事件) を参照。

水際作戦

(みずぎわさくせん)

生活保護の受給希望者に生活保護の申請を断念させる行為のこと。主に福祉事務所によって行われる。生活保護法により、行政は生活保護の申請は必ず受け付けられなければならないと定められているため、申請そのものを断念させる目的で行われている。自治体によっては警察OBをこの水際作戦業務に従事させ、高圧的な態度で申請希望者に申請を断念させている事例もある。

にほんブログ村 その他生活ブログへ
にほんブログ村

生活・文化ランキング
タイトルとURLをコピーしました