生活保護と障害年金は同時に受給できる?

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生活保護と障害年金は同時に受給できるか?

生活に困窮して、すでに生活保護を受給していて、かつ身体や精神に障害があり障害年金の申請を考えている方や、逆にすでに障害年金を受給しているが生活に窮して生活保護を受給したいという方に向けての情報です。

両方受給できる。しかし、その分暮らしが楽に・・はならない

結論からいうと、生活保護と障害年金は両方同時に受給することができます。生活保護は原則毎月支給ですが、障害年金は2カ月に一度、支給されます。

じゃあ障害年金と生活保護をダブル受給できたらめっちゃ暮らしが楽になるね!

と期待したくなるのですが、残念ですがそうはなりません。

障害年金でもらった金額は生活保護から差し引かれる

具体的な例を挙げると、生活保護を12万円もらっていた人が障害年金の申請をして認められ、2カ月に1回、11万円の年金を受給し始めた場合、月額にすると5万5千円ですから、その金額が毎月の生活保護費から差し引かれることになります。12万円から6万5千円になるということです。

ですので、生活保護を受けている人が障害年金を受給した場合はその年金の金額は「所得」として申告しなければなりません。年金を受給していることを隠して生活保護をより多く受給したり、背障害年金の受給をやめたと嘘をついて生活保護を多くもらうといったことはいずれも不正受給となり、発覚した場合はさかのぼって返還を命じられますし、悪質な場合は詐欺罪として刑事告発される可能性もあります。

「障害者加算」という制度はあるものの…

生活保護には障害者加算という制度があります。一定以上の障害を抱えている人には生活保護費に障害者加算の金額が加算されるしくみですが、これは障害等級が2級以上でなければならないなどの基準が設けられており、それ以下の障害等級では支給を受けることができません。かつ、障害者加算の金額は障害年金で支給される金額よりも低いのです。

したがい、条件を満たして障害者加算を受けとれるようになったとしても障害年金で受け取る金額との差額はゼロにはならず、健常者とは異なる障害を抱えているにもかかわらず障害年金の金額がまるまる収入として扱われ、取り上げられてしまうという現在のシステムを完全に補うものとはいえません。

生活保護にすべてを依存しないために

年金手帳

では障害があっても生活保護を受給しなければ生活していけない場合、全額を生活保護でまかなって生活を成り立たせるのか、あるいは障害年金も受給して1カ月にもらえる金額は増えなくても障害年金を受給するのがいいのか?

個人的には、障害があるのなら障害年金を受給すべきと考えます。生活保護も障害年金も社会保障であって、つまるところは税金なわけですからどっちみち一緒ではないかという意見の方もおられるかもしれません。ですが障害者が受けられる福祉の仕組みをまず活用するのがやはり筋ではないかと私は考えます。

それに生きるためのお金をすべて生活保護に依存してしまうことは、それだけ自立が遠のくということもいえます。たとえばあなたが生きるために1カ月に12万円が必要だとして、その12万円をすべて生活保護に依存するのと、半分の6万円だけ依存するのとでは、生活保護を抜け出して自立を考える際に大きな違いとなります。

繰り返しますが障害年金は生活保護を受ける、受けないにかかわらず受給することができます。月に12万円を自力だけで稼ぐというと「大変だなあ、無理だなあ」となったとしても、月に6万円であれば「なんとかなるかも」と思えてこないでしょうか。

生活保護と比べた場合の障害年金の特徴やメリットについてはまた別の記事で書きたいと思います。
それでは今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございます。

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